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山梨県立科学館・蔵出し天体映像! #5「2つの方法でみる太陽」
「Hα光」と「白色光」、2つの方法で撮影した太陽の映像です。
「Hα光での太陽」は、望遠鏡に「Hαフィルター」という特殊なフィルターを用いて撮影されたものです。Hα光では、太陽の「彩層」を見ることができます。これは太陽のガスの部分です。
また、彩層には「プロミネンス」があり、彩層面の物質が上空のコロナの中に持ち上げられるという現象です。赤くみえるため、「紅炎(こうえん)」とも呼ばれます。
皆既日食の際に、月によって太陽が隠されると肉眼でも縁の部分から観察することができます。
「白色光の太陽」は、「白色光」用フィルターを用いて撮影したものです。「光球」は私達が眩しく感じる部分です。
黒点は、太陽内部から浮上して来た「磁束管(じそくかん)」がギリシャ文字のΩの形のように光球から顔をだしたときの断面だと考えられています。
そのため、黒点には強い磁場が存在しています。太陽表面よりも温度が低くなっているため、黒っぽく見えます。
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